B型肝炎とは、「B型肝炎ウイルス」に感染することで発症する肝炎です。肝炎になると、肝臓の機能が低下して様々な症状が起こります。ほとんどの場合、感染しても自然治癒しますが、感染者の1/3程度は発症するとされています。以前までは母子感染によるものが多かったのですが、現在では妊婦検診で適切な検査が行われているため、ほとんどそうしたケースはなく、性行為による感染が最も多いとされています。B型肝炎はC型肝炎やHIV(エイズ)よりも感染力が高いのですが、性交時にコンドームを使用することで予防はできるが、HIVやHCVに比べて、感染性が強いことに留意する必要があります。